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Back to the 60's!! 60's英国Rockが大好きなハリーです。Fabulous Roomという音楽レビュー中心のホームページもやってます。そちらもどうぞ。

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ハリーのへっぽこブログ... Naked
60年代の英国ロックが大好きなharryのブログ。音楽CDレビュー、楽器演奏、音楽創作、日々の生活で感じたこと中心に、本音で書き溜めていくスペースです。
■2008/12/31(水) CDレビュー Quicksilver Messenger Service / Happy Trails
今年最後を飾るレビューは、このバンドのアルバムです。これまた渋かっこ良いいんですよ〜。

■Quicksilver Messenger Service / Happy Trails (1969) ★★★★☆

 QuickHappyTrail.jpg
 
 グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインあたりの、60年代のヒッピー時代発の西海岸を代表するバンドの2ndアルバム。SHM-CDでリイシューされていたので手に入れました。とはいえ、2005年にリマスターされていたそうですが。

 モンタレーポップフェスのDVDで彼らを初めて知りましたが、何よりもまず演奏隊が美味しい音だすなあというのが第一印象でした。このアルバムも、ほとんどライブレコーディングということで、バンドの持つグルーヴ、音色が最大限に生かされていると思います。

 しかしまあ、アルバムの曲構成がほとんど"Who Do You Love?"と"Mona"だけという潔さ。両方ボー・ディドリー風のジャングルビートだからイカレてます。曲の後半に聴かれるおどろおどろしいフリーフォームなインプロは、ジャムっているうちに曲想が広がってしまいました的なもので、決してシンプルなロックンロールバンドにはないこの自由さが60年代後半の雰囲気です。

 まあこのバンド、誰にオススメできるかって、ギター好きにはたまらないでしょうね。何故かというと、ジョン・シポリーナがまた良い音を出すギタリストなのです。彼は生涯ほとんどメインギターがSGであり、トレモロビブラートを小刻みに使うのが特徴です。高音域を多用し、ほとんどリアピックアップで極端にトレブリーな音色は、SGの持つ魅力を引き出しているんじゃないでしょうか。スパニッシュギターの素養もあるということで、ロビー・クリーガー、スティーヴ・ハウといったギタリストとも共通点がありますね。一方でES-335を弾くゲイリー・ダンカンのリズムギターが低音域でガッシリ支えるという、ある意味理想なのです。村八分、ストーンズといい、SGと335の組合わせはこの時期は多いですね。やっぱりブルース色が濃かった時代だからでしょうか。

 ともかく、ギターのアンサンブルだけでここまでの表現できるのは、まだまだギターバンドも捨てたもんじゃないと思います。その後ニッキー・ホプキンスをメンバーに加え(これがまた初耳で驚き)、安定したアンサンブルを強調するわけですが、このギター二本がむき出しになった音が何とも心地良いのです。

 ドラムは目立たないですが、アンサンブルを度外視してもドタバタと叩きまくる英国のドラマーとは違い、タイトで堅実なリズムを刻み、硬質でアクセントの効いたスネアやタムが良い感じです。ベースは時折ルート音を外れて面白い音を出しいています。

 60年代後半の西海岸のサイケデリック、ヒッピーな時代を象徴するバンドでもありますが、このアルバムを聴くとそうでもなく、英国のブルースロックにも対抗できる骨太なバンドだったように感じます。また決してブルースロック一辺倒にならず、スパニッシュ、ジャズ、クラシック的な音階をも使い、かつブルースを基調としたロックのダイナミズムを失うことなく発揮している稀有なバンドともいえます。

 Monaをやられたら反則ですぜ〜。

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